【ドリッパーによる味わいの違い】
みなさんは、お家でコーヒーをいれる時にどんなドリッパーを使っていますか？
ハンドドリップをしている人なら、誰しも自分のお気に入りのドリッパーがあるのではないでしょうか。
実は使うドリッパーの種類でも、コーヒーの味わいは変わります。
例えば、おそらく最もメジャーなドリッパーといえるハリオのV60のような円錐形のものでは、素早くお湯を注げばすっきりとした味わいに、逆に注ぐ回数を何回かに分けてゆっくり注げばしっかりと味わいを出せることができるのです。コントロールできることは利点ではありますが、狙った味わいを出すのが難しいとも言えます。
カリタのウェーブドリッパーのような底が平らなタイプのドリッパーでは、お湯を注ぐスピードに関わらずお湯が溜まるので、慣れていない人でも安定した味わいを出すことができます。このタイプは初心者の方におすすめです。
他にも形だけではなく、素材による違いでも味わいが変わります。上の2つはペーパーフィルターを用いるドリッパーですが、金属フィルターと呼ばれるペーパーフィルターがいらないドリッパーもあります。この金属フィルターの特徴は、コーヒーの油分をペーパーフィルターほどカットしないため、コーヒーの油も一緒に抽出することができ、それによりトロッとまったりとした味わいのコーヒーをいれることができます。
このようにドリッパーの種類だけでも奥が深いコーヒーですが、ぜひお気に入りのドリッパーを見つけて、自分にぴったりのコーヒーをいれてみてくださいね。